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ホーム>病気一覧>コ行>骨軟化症
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骨はコラーゲンの網目にカルシウムやリンなどのミネラルが沈着して(石灰化)硬い組織となりますが、なんらかの理由で石灰化障害をおこし、やわらかい骨である類骨が増加してしまいます。子供では、くる病、大人では骨軟化症と呼び、双方は同じ病気です。
こどもの場合は、低身長やO脚です。大人の場合、初めはあまりはっきりした症状はありませんが、病気が進行すると、腰や背中の痛み、関節痛、骨盤や大腿骨を押すと傷んだりします。さらにひどくなると、下肢や臀部の筋力低下により歩行障害がおこることもあります。
類骨が硬い骨になるためには、カルシウムやリン以外に、ビタミンDが必要ですが、胃を切除したことでビタミンDの吸収が障害をおこしたり、腫瘍、腎臓や肝臓の障害、先天的なもの、抗けいれん薬や鉄剤の使用など様々な原因が考えられます。
X線検査で、骨改変層という骨折と似た症状が見られます。血液検査や尿検査も行いますが、診断を確定するには、骨の組織検査が必要です。また、原因が色々あるため、腎臓や肝臓の検査を行う場合もあります。
病気の状態に応じたビタミンD製剤が処方されます。下肢の変形などがある場合は、骨矯正術などの手術が行われる場合もあります。
ビタミンDの働きを良くするには、日光浴が大切です。
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