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病名 |
脊髄空洞症 |
よみがな |
せきずいくうどうしょう |
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脊髄の中心部に空洞ができて徐々に拡大するため、脊髄を内側から圧迫し、様々な神経症状をおこします。
空洞のできた場所や範囲によって症状は異なりますが、中心部が障害をおこしているため、温感覚や痛覚の神経線維が影響を受けます。空洞の範囲に対応した皮膚が熱さや冷たさを感じなくなり、やけどやけがを繰り返します。
また、自律神経が障害を受けることにより、発汗や皮膚の萎縮がおこったり、運動神経が障害されることにより、手指から肩甲骨周辺の筋肉が衰えを見せます。延髄に空洞が及ぶと顔面の感覚障害や嚥下障害をおこします。
大多数は先天性の異常と考えられていますが、はっきりした発症のメカニズムはわかっていません。また、腫瘍、脊髄の損傷、髄膜炎の後遺症としておこることもあります。
頸椎のMRI検査でほぼ診断が確定できます。脊髄腫瘍に合併して発症した場合は、造影剤を用いたCT検査が行われます。
根治的な治療法はまだ確定されていませんが、初期の段階では、外科的に空洞を切開する減圧術を行い進行の阻止をめざします。また、感覚障害などに対しては、薬剤による対症療法が行われます。
症状が進行してしまうと、手術対応できなくなってしまうので、早期の受診、治療開始が大切です。
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