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病名 |
前立腺肥大症 |
よみがな |
ぜんりつせんひだいしょう |
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膀胱のすぐ下にあり、精液を作る働きがある前立腺の中を尿道が通っていますが、その前立腺の一部が大きくなって尿道を圧迫することで尿の通りが悪くなり、様々な症状をおこします。中高年のほとんどの男性にみられますが、大きさには個人差があります。
尿道が圧迫されることで、残尿や頻尿などの排尿障害をおこします。膀胱に負担がかかり筋力が低下することで、ますます尿が残るようになってしまい、その尿の中で細菌が増殖して膀胱炎をおこしたり、石ができることで膀胱結石の原因となったりします。
また、尿が排出できなくなることで、水腎症や腎不全、尿毒症をひきおこす場合もあり、注意が必要です。
老齢になり、男性ホルモンの分泌が減ることで、性ホルモンのバランスが狂うためと考えられていますが、はっきりしたことはわかっていません。
視診による観察と問診で、症状の程度と患者の不満程度で「症状のスコア」が作られます。肛門から指を入れて直接大きさや形などを確認する直腸診も行われます。前立腺がんと識別するために、血液検査でPSAという腫瘍マーカーの数値を測定し、尿検査や腎機能検査を行ったうえで診断が確定します。
特に他の疾患がなく、日常生活に大きな支障がない場合は、定期的に検査を行いながら経過観察を行います。薬物療法としては、前立腺を小さくする薬、前立腺を緩める薬、膀胱に作用する薬の中から状況に合わせて選択されます。
その他、前立腺を温める高温度治療や内視鏡による経尿道的前立腺切除術などが行われる場合もありますが、おなかを切って肥大した前立腺を切除する手術が行われることもあります。
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