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病名 |
周期性四肢まひ |
よみがな |
しゅうかんせいししまひ |
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過労、飲酒、過食などが誘因となって、急に四肢の力が抜けて弛緩性のまひをおこします。
急に脱力して、四肢に力が入らなくなってしまいます。たまに筋痛があることもあります。典型的なものとしては、宴会などがあり、多くのごちそうを食べた翌朝、起き上がれなくなってしまうというものです。大抵、数時間でおさまります。
常染色体優性遺伝の病気です。血液中のカリウム濃度と密接に関係していることがわかっており、発作時の血清カリウム濃度により、低・高・正の3種類に分類されています。甲状腺機能亢進症(バセドウ病)により発症するものが多くなっています。
発作時に血液検査を行い、血清カリウムの値を調べます。通常時では、飽食試験やインスリンと糖液を点滴したり、カリウム液を使用したりする発作誘発試験が行われる場合もあります。確定診断には、遺伝子検査が必要ですが、日本ではまだ専門家が少ないためあまり行われていません。
元になる病気が分かっているときは、その治療を行います。原因が不明もしくは無い場合は、炭酸脱水素酵素阻害薬であるアセタゾラミドが使用されます。低カリウム血性の場合には、カリウム剤や抗アルドステロン薬のスピノラクトンが使われることもあります。
低カリウム血性の場合、炭水化物をとりすぎないように注意しましょう。
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