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ホーム>病気一覧>イ行>胃下垂
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胃の筋肉が緩み、緊張が持続できず位置が下がってしまいます。ひどい場合は、骨盤の近くまでさがってしまう人もいます。虚弱体質でやせた人に多いと言われています。
痛みなどの症状がないため、気づかない場合も多いのですが、胃の働き(煽動運動:ぜんどううんどう)が低下しており、内容物を十二指腸に送り込む力が弱っているので、食後の胃もたれ、むかつき、膨満感、げっぷなどがおこることがあります。
やせて長身の人は、腹壁の筋肉や脂肪が少なく、腹部の圧力が低下することで症状が出やすいと言われています。その状態で、暴飲暴食、過労、不安によるストレスからくる自律神経失調症などで消化不良をおこし、胃に食物がたまりすぎてしまうことが引き金になると言われています。
バリウムを飲んで行う胃X線検査を行います。蠕動運動が低下していると、バリウムが胃内に留まり、十二指腸へ送られるのが遅れるため、判断できます。
症状が軽い場合は、特に治療の必要はありません。一日の食事量を4〜5回にわけ、一回の食事量を減らすことで胃の負担を軽くすることが大切です。また腹筋や背筋を鍛えることで、胃の蠕動運動が改善されることもあります。
症状が重い場合は、胃の運動機能をよくするため、内服薬や消化薬を服用します。
なるべく胃に負担のかからない食生活し、腹筋や適度な運動することで、胃の蠕動運動が改善されるよう心がけましょう。
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