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ホーム＞薬の常識＞薬の使用期限と効果・影響
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薬の使用期限とはメーカーが保証した期間になります。一般的に6か月〜3年の有効期間となっています。
ただし、この使用期限には条件があり、一定範囲の温度で保管し未開封の場合に適応されるものです。一度開封してしまうと分解速度が早まり、品質や性状の変化も早まります、よって使用期限内であっても開封後半年を過ぎてしまった薬は使わないようにしましょう。
特に気をつけなければいけない薬として胃腸薬があげられます。胃腸薬には変質しやすい生薬や消化酵素が多く含まれていますので使用期限や保管には十分注意する必要があります。また、目薬やシロップ剤にもカビや雑菌が混入し、薬剤の糖分や水分によって増殖することがあります。
以上のように薬には使用期限があるので、年に一度は救急箱を整理して使用期限を確認しましょう。
湿気の少ない涼しいところに保管するのもポイントです。
薬は化学物質です。生鮮食品ほどではありませんが、どんなにいい環境で保管していても、湿気や温度、酸素や光などの影響を受けて分解が進みます。いくら包装容器を完璧にしていても、薬に含まれる水分が触媒の役目をして分解は進み、劣化していきます。
剤型によって劣化の速度は違いますが、薬の分解のメカニズムは試験によってそれぞれデータがあり、それをもとに使用期限が決められています。薬が作られてから消費されるまでの安全な期間は、ほぼ3年と言われています。
薬によって、また保管方法によっても使用期限は異なります。外箱に記載があるときは、その期限を必ず守ってください。
開封していない場合
外箱に期限の記載がなく、開封していない場合では、製薬会社で作られてから3年が使用期限の目安となります。
開封した場合
散剤、顆粒剤 ： 3〜6か月
カプセルや錠剤、軟膏、座薬など ： 6か月〜1年
目薬 ： 約１か月
液剤 ： 変質していたり細菌が繁殖している恐れがあるので残った
ものは処分
上記でもお話ししましたが、薬は化学物質であるため変質しやすいものです。使用期限が切れた薬は劣化・変質している可能性があり、その状態では効果が期待できないばかりか、毒性が増し、体に有害な物質に変質していることもあります。
もちろん、使用期限が数日切れただけで有害な物質に変質することはごくまれですが、どのくらいなら大丈夫という具体的なことは言えませんし、保管状態によって大きく左右されます。開封していないから少しぐらい大丈夫、もったいないから飲んでしまえということは危険ですのでやめましょう。安全のためにも使用期限は厳守してください。
容器に開封した日付を書くと目安になりますのでお勧めです。
目薬はだいたい1ヵ月程度で使い切るのが原則です。開封後、栓をきちんと閉めていないなど、保管方法によっては、空気中の雑菌が混入し、腐敗を起こしているかもしれません。いくら冷蔵庫で保管していても、古くなった目薬をさすと、充血や感染などのトラブルの原因になります。
開封後、半年も経っているものは、安全のためにも処分してください。
薬を処分するときは、容器から取り出して廃棄してください。
錠剤や軟膏など ： 紙などに包んで可燃ごみに捨てましょう。
液剤（目薬やドリンク剤など） ： 下水に流しましょう。
容器や包装には、リサイクルマークが表示してあるので、それにしたがって分別し、各自治体の収集に沿って捨ててください。
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