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病名 |
過換気症候群 |
よみがな |
かかんきしょうこうぐん |
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ストレスなどをきっかけに大きく呼吸をすることで、血液中の二酸化炭素が過剰に排出された状態を過換気といいますが、それによって、しびれやけいれん、意識混濁などの症状を起こすことをいいます。
大きな呼吸を繰り返すことで呼吸困難をおこし、不安になって、さらに大きな呼吸を繰り返すことで症状が悪化し、不安になってさらに大きな呼吸をする、という悪循環をくりかえします。それによって、指先や口のまわりにしびれを感じ、興奮状態や意識の混濁をおこします。
過換気症候群になると血液中の炭酸ガスが減り、血液はアルカリ性になります。それによって脳の血管が収縮し、脳への血流も減り、頭がぼーっとしたり、めまいがおこり、手足がしびれたり、ひどいときには全身にけいれんが起きたりします。
呼吸困難の原因が他にないかどうか、胸部X線や心電図の検査をします。動脈の採血検査も行います。肺や心臓に異常がなく、血中の炭酸ガスが減少し、酸素が正常値以上あってアルカリ性であれば、診断が確定します。
発作をおこしたときは、炭酸ガスを元にもどすため小さめの紙袋を口に当てて、吐いた息を再び吸わせたり、鎮静剤の投与をしたり、気分を落ち着かせ、呼吸を戻す指導などが行われます。
日常生活のストレスなどによって、過換気になってしまうと悪循環にはまって発作がおこしやすくなりますが、その原因を理解することで予防することができます。
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