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病名 |
血小板減少性紫斑病 |
よみがな |
けっしょうばんげんしょうせいしはんびょう |
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血小板は血管が破損すると血栓を作って出血をとめるだけでなく、様々な物質を分泌していますが、それにより血管の強さが保たれています。血液中にある血小板の減少が原因で、皮膚など出血が現れ、アザのようになります。
皮膚に点状に出血が現れ、鼻、歯茎、尿路などから出血しやすくなります。重症になると、消化管や頭蓋内で出血をおこし、命の危険を伴います。
血小板が減少するために発症しますが、詳しいことはまだ不明です。ウイルスの感染を防ぐための抗体がウイルスと結合し、血小板と結合する性質を偶然もってしまうなどの、免疫異常でおこると考えられています。
どんな部位にいつ出血したかなど、詳しい問診が行われます。血小板の数を確認するための末梢血検査や血液の固まり具合を調べる止血能検査、骨随液を採取して行う骨随検査が行われ、診断が確定します。
急性の場合は、90%位は数週間から数ヶ月で自然に治ってしまいます。しかし、血小板の減少がひどく臓器から出血する恐れがあると判断した場合、副腎皮質ホルモン剤を使用したり、血小板の輸血が行われます。
その他、免疫グロブリン製剤を注射したり、副腎皮質ホルモン剤で症状が改善しない場合は、脾臓摘出が行われる場合もあり、個々の状況によって治療方法は異なります。
血小板の数が正常になり、治療後も減少が見られなければ、普通の生活に戻れますが、年に一度は血液検査を受ける必要があります。
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