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ホーム>病気一覧>ケ行>血清病
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ジフテリアや狂犬病、ハブやまむしなど、血液に毒が入った場合に使用される血清に含まれる抗体に対して、体内に別の抗体が作られ、アレルギー反応をおこします。
抗血清の注射後、1〜2週間で発熱、全身のだるさ、じんま疹、リンパ節の腫れや関節の痛みなどがおこります。使う機会が増えると、症状がより早く激しくなります。薬物が原因の場合は、発熱など同じような症状のほか、腎炎、神経炎なども1〜3週間で現れます。
以前は、細菌や動物の毒によって中毒を起こした場合、馬などから作る血清を使用したため、アレルギー反応をおこしましたが、今では、再生不良性貧血に使用する免疫グロブリンや、ホジキンリンパ腫に使用するリツキシマブなどに動物のタンパク質が使われている場合があり、その副作用として症状がおこります。
血清病のみの検査はありません。血液検査や尿検査で、免疫複合体の増加や炎症反応などを調べます。
通常、症状は軽く、数日で自然になおるため、じんま疹には抗ヒスタミン薬、発熱や関節痛には消炎鎮痛剤を使う対症療法が行われます。重症の際は、副腎皮質ホルモンが用いられます。
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