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ホーム>病気一覧>キ行>気分障害
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気分や感情の変化がコントロールできない病気で、極端に落ち込んだり高ぶったりを繰り返すのが特徴です。
気持ちが沈み、憂鬱でむなしくなり、考えが悲観的になるうつ状態のみを繰り返すタイプと、躁鬱状態を繰り返すタイプがあります。
うつ状態では表情は暗くなり、口数も減って、食欲も無くなり、不眠症状が出ることもあり、多分にそんな自分を責める傾向にあります。一方、躁状態では、気分が高ぶり、何事にも異様に意欲的で活動しすぎます。また、イライラして落ち着きがなくなり、自分の考えが通らないと激しく怒ったりします。
はっきりとした理由は不明ですが、脳の活動に関係したノルアドレナリンやセロトニンの働きが異常になった結果だと考えられています。遺伝的要素、性格や環境、親しい人との別れや死別、試験や事業の失敗など大きなライフイベントがきっかけになって発病することもあります。
問診で状況を聞き取り診断されます。
神経伝達物質の調整をする抗うつ剤や抗躁作用のあるリチウム製剤、不安定な気持ちを安定させる抗精神病薬などを処方します。また、うつ状態では休養が必要となります。医師は、本人の悩みをじっくりと聞き、気持ちが楽になるようアドバイスをしてくれます。
周りの人は、これは病気だという認識をすることが大切です。うつ状態の人に説得したり、励ますのは逆効果になります。また、躁状態の人は怒りやすいので、無用な刺激を与えないように気を付けましょう。
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