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ホーム>病気一覧>キ行>強皮症
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皮膚の表面が固くなります(皮膚硬化)。最初は両手足や顔に発症し、体幹へとひろがっていきます。皮膚症状のみの場合と、内臓まで障害をおこす場合があります。
寒さや冷たい水に手を浸したときに、指の先が白、もしくは紫色になるレイノー現象がおこります。動脈が萎縮するためで、しびれや痛みを伴うこともあります。
最初は皮膚がこわばって動かしにくく、むくんだようになり、物がつかみにくくなります。硬化は手足の左右対象に強く出ます。顔は突っ張って仮面のようになります。その後、くびから全身へと硬化が広がる人もいます。また、消化管に線維症がおこり、ひどくなると呼吸不全を起こすこともあります。
粉塵、豊胸術に使用される注入物、化学薬品などが原因因子と考えられていますが、はっきりとしたことはわかっていません。
視診で、硬化が手足の左右対称におこり、顔が仮面のようになっていれば診断は確定します。しかし、初期段階で、手の指や内蔵のみに硬化がある場合は判断が難しく、血液検査や皮膚の一部で生検を行います。
内面の疾患に関しては、消化管造影や内視鏡検査、胸部X線検査やCT、心電図やエコー検査などが行われます。
原因がわからないため、皮膚硬化や肺線維症に対しては、リウマチの治療薬(D-ペニシラミン)、血管の病変には血管拡張薬、関節炎に対しては非ステロイド系抗炎薬、消化管の病変には、プロトンポンプ阻害薬や胃粘膜保護薬など、それぞれの症状にあわせた薬物療法が行われます。
レイノー現象を予防するためには、防寒保湿に気を使いましょう。また、体操や入浴時のマッサージで関節を柔らかく保つことも大切です。
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