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骨の成長期にある小児におこる骨軟化症で、カルシウムが骨に沈着せず、類骨というやわらかい組織が骨に過剰にできるため、骨自体が柔らかくなり、足や背骨が曲がったりする体の変化がおこります。
早い子供では、1歳位からO脚がみつかることもあります。その他、鳩胸、手足の関節周辺の腫れ、背骨の曲がり、低身長などがおこります。また、カルシウムの濃度が低くなるため、不機嫌な精神状態になったり、けいれんや下痢をおこしたりもします。
腎臓病や消化吸収不良、薬の副作用など骨が柔らかくなる原因は色々あります。くる病をおこす原因の遺伝子がわかっているもの(ビタミンD受容体)と、まだ不明なものがあります。
骨のX線検査で診断がつくものが多いのですが、原因や病気のタイプを調べるためには血液検査も必要となります。
主に薬物療法として、病気のタイプによりビタミンD製剤、カルシウム製剤、リン酸塩が使われますが、きちんと管理していないと過剰摂取となってしまうので、注意が必要です。また、薬では治らない変形や低身長に関しては、手術が行われることもあります。
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