|
|
|
ホーム>病気一覧>セ行>成人T細胞白血病
|
|
|
|
|
病名 |
成人T細胞白血病 |
よみがな |
せいじんTさいぼうはっけつびょう |
|
|
白血球の一種であるリンパ球の中のT細胞が異常をおこしてしまう白血病です。40歳以上の人に多く発症することから、「成人」という名前がつきました。
病状の進行度などから4つに分類できます。
急性型では、ATL細胞(異常をおこしたT細胞)が多くて進行が速く、生命の危険が伴います。リンパ節の腫れ、肝臓、脾臓、皮膚や肺などにATL細胞が浸潤してしまいます。また、血液の異常が伴うこともあります。
慢性型では、ATL細胞が多いにも関わらず進行がゆっくりで、慢性リンパ性白血病と同じような経過をたどります。
くすぶり型では、ATL細胞の割合は少なく、ほとんど無症状のままです。
リンパ腫型では、悪性リンパ腫として経過し、急性型に転嫁しやすく、リンパ腫の腫れがおこります。
はっきりとした原因は分かっていません。
血液検査でATL細胞が検出されるほか、抗HTLV−T抗体も検出され診断が確定します。
慢性型とくすぶり型では、定期的に検査し、進行しないように薬を用いながら経過観察をします。急性型やリンパ腫型では、ATL細胞に対して、色々な抗がん剤を使った多剤併用療法が行われます。免疫力が低下して、日和見感染をおこしやすいため、予防のための薬も使用されます。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
Copyright(C) これであなたも医の達人 All Rights Reserved. |
|