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病名 |
脊椎圧迫骨折 |
よみがな |
せきついあっぱくこっせつ |
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骨粗鬆症などにより、脊椎の椎体が骨折してつぶれてしまいます。高齢者に多く発症し、胸椎から腰椎の移行部にかけておこりやすくなっています。
骨折した部分に痛みがおこります。急性期だと、寝返りや前かがみもできないほど強い痛みがあります。圧迫骨折をおこした部分が出っ張ったようになってしまい、たたくと痛みが増します。
もっとも多い原因は、骨粗鬆症です。高齢の女性の背中が丸くなるのも、胸椎に自然におきた多発性圧迫骨折が原因です。また、骨粗鬆症が顕著だと、せきをしただけでも骨折することがあります。
その他、くる病、骨軟化症、人生骨異栄養症など代謝性の骨の病気で、骨の強度が低下していると発症しやすくなります。また、若い人では、スポーツ外傷や転落事故などで発症する場合もあります。
X線検査を行い、骨の状態を確認して診断できますが、確定するためには、CTやMRIなどの画像検査や血液検査が必要です。
骨粗鬆症が原因の脊椎圧迫骨折では、簡単な腰椎固定バンドをしたうえで安静を保つと、2〜3週間で骨が融合して痛みはひいてきます。
ただ、高齢者の場合、長期間ベッドなどで安静にしていると、足の筋力が低下したり、呼吸器や尿路系の感染症にかかりやすくなるため、痛みが軽くなったら起きて歩く訓練をすることが大切です。
もっとも大切なのは転ばないことなので、日ごろから散歩など運動を心がけ、筋力の低下を防ぎましょう。
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