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病名 |
前立腺炎症候群 |
よみがな |
ぜんりつせんえんしょうこうぐん |
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前立腺に急性や慢性の炎症がおこります。
前立腺が腫れることで、会陰部や骨盤部の痛み、違和感、排尿痛、頻尿、残尿感、尿意切迫、排尿困難などがおこります。急性では、寒気を伴う発熱や、全身の倦怠感などが併発します。慢性では、全身症状はないことが多く、症状自体も激しくないことがほとんどです。
多くが大腸菌などのグラム陰性桿菌などの細菌感染で発症します。一部のグラム陽性球菌やクラジミア、ウレアプラズマ、マイコプラズマなどの関与も考えられています。非細菌性の場合は、免疫反応、骨盤底筋の緊張、骨盤内静脈のうっ血、心因性などいろいろ考えられますが、まだ原因がはっきりしていません。
急性の場合、急激におこる症状でおおよそ診断はできますが、尿検査で白血球や細菌を確認することが大切です。その他、膀胱結石や膀胱がん、前立腺がんなどの疾患がないかどうか、血液検査や画像検査が行われる場合もあります。
急性で症状が激しい場合は、入院して抗生物質を点滴します。水分を多くとり、場合によっては輸液で水分を補給します。残尿が多い場合は、カテーテルで排尿します。尿検査で正常値になっても、細菌を完全に取り除くためには、2〜4週間くらいは抗生物質の内服が必要です。
慢性の場合、やはり4週間程度の抗生物質の服用が行われますが、前立腺肥大症に用いられるαブロッカー、抗炎症薬、植物製薬が使われる場合もあります。
水分を多くとることが大切なので、飲水を心がけましょう。
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