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病名 |
シェーグレン症候群 |
よみがな |
シェーグレンしょうこうぐん |
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自己免疫疾患である膠原病のひとつで、涙腺や唾液腺など外分泌腺が炎症をおこし、涙や唾液などの分泌物がでにくくなってしまいます。他の膠原病と合併することが多く、50代女性に発症しやすい病気です。
涙がでにくくなるため、ドライアイの症状として眼の異物感、痛み、充血、目やにの増加、熱感、まぶしさなどがおこります。唾液も出にくくなるため、口の中がいつも乾燥してのどが乾き、食べ物を飲み込みにくくなります。
また、口の中が唾液で浄化されないため、舌が荒れ、口角のただれや虫歯が多くなります。他の粘膜の分泌も減るため、鼻、耳、胃(胃酸)、皮膚、などにさまざまな疾患がおこります。
はっきりとした理由は不明ですが、ウイルス感染、遺伝、免疫異常、女性ホルモンの異常などが原因因子となっているのではないかと考えられています。
血液検査、涙の分泌量の検査(シルマーテスト)、唾液分泌の検査(ガムテスト)、唾液線の機能検査である唾液腺シンチグラフィーなどをおこないます。口唇粘膜の組織の一部をとって生検を行うこともあります。それらを総合し、厚生労働省の診断基準と照らし合わせて診断が確定します。
治療の多くは局所療法が中心となります。
眼の乾燥に対しては、涙の分泌を高めるため人工涙液マイティアやヒアルロン酸Naなどの点眼薬を使います。ドライアイ用の眼鏡を使用することもあります。
口内の乾燥には、人工唾液スプレーや保湿成分の入ったジェルや軟膏、ムカリン作動薬などを用います。重い内臓の病気には、ステロイド剤や免疫抑制薬を用いる場合もあります。
食事は固いものや刺激物は避けて、水分を多く含み消化のよい食品をとりましょう。過労は避け、ストレスをためないように注意することも大切です。
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