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不整脈のひとつですが、心筋の収縮が失われて、心室派が無秩序に細かく痙攣しているだけになってしまいます。心室のポンプ機能が失われ、心臓から血液が送られないため、きわめて危険な状態で、脳は虚血状態になり意識が消失し、心停止に近くなってしまいます。
心室のポンプとしての機能が失われ、血圧がほぼゼロになります。約10秒で意識がなくなり、全身けいれんがおこります。30秒後には脳死が始まり、10分間何もしないでいると、拍動が戻っても、脳死状態になってしまいます。
心筋梗塞や拡張型心筋症など、心臓の機能が低下している病気でおこりやすくなります。その他、肥大型心筋症、ブルガダ症候群、WPW症候群での心房細動の併発、上室性不整脈などでもおこります。また、まったく原因がなく突然心室細動をおこすのは、特発性心室細動と呼びます。
直ちに、心臓マッサージとAED(自動体外式除細動器)で電気ショックをおこし、正常洞調律に戻します。蘇生に成功したり、心室細動をおこす可能性がある、と判断された場合は、予防的に植え込み型除細動器の埋込みが勧められます。
最近は公共の場所にAEDが設置されている所が増えているので、患者さんを見つけたら、心臓マッサージと共に、早急にAEDを使って救命してあげることが大切です。
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