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色々な理由で、腎臓の働きが低下してしまいます。急激に低下する急性腎不全と、徐々に低下していく慢性腎不全があります。また、急性腎不全は、原因によって腎前性、腎性、腎後性に分類されます。
急性では、原因となった疾患により異なりますが、乏尿や無尿がみられます。むくみや膀胱の拡張がみられる場合もあります。
慢性では、軽傷の間はほとんど症状がありません。腎臓の働きが5分の1以下に落ちると、尿の量が増える、目の周りや脚のむくみ、虚脱感、食欲不振、息切れ、皮膚のかゆみ、貧血、血圧の上昇などがおこります。
腎前性急性腎不全は、出血性ショック、脱水、心不全、敗血症などにより、腎臓への血流が低下することによりおこります。
腎性急性腎不全は、虚血、毒物、尿中物質、急性腎炎、腎動脈や静脈の閉塞、尿細管の閉塞などにより、腎臓自体が障害をおこして発症します。
腎後性急性腎不全は、前立腺肥大、前立腺がん、膀胱がん、骨盤内の悪性腫瘍、両側尿管結石などにより、腎盂、尿管、膀胱、尿道がふさがれ、尿は作られているのに、排出できないことで発症します。
慢性腎不全の場合は、糖尿病性腎症、慢性腎炎、腎硬化症、多発性嚢胞腎などによりおこります。
血液検査、尿検査、超音波検査、胸部X線撮影などを行い、腎臓の状態を調べて診断が確定します。
急性腎不全の場合、基本は原因となる疾患の治療ですが、カリウムの高い状態や胸に水がたまっている場合は、そちらの治療が優先されます。
それ以外の場合は、血液透析や腹膜透析を行い、腎臓が回復するのを待ちます。
慢性腎不全の場合は、各症状を改善するため、利尿薬や降圧剤を使用する薬物療法と、水分、塩分、タンパク質を制限し、高カロリーの食事療法が行われます。重症になると腎硫黄透析療法に移行します。
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