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不整脈のひとつで、興奮波が主に右心房を大きく旋回し、頻拍がおこります。心電図では、ノコギリ状の粗動波がみられます。
心室興奮のすべてが心室に伝導されず、3対1伝導(粗動波3つに対して心室波が1つ)や2対1伝導で動悸を覚え、1対1伝導では、激しい頻脈となり血圧が低下することで、失神してしまうこともあります。
動悸、胸部の違和感、胸痛などをおこします。自然に治まらないことが多く、電気ショックで止めることがしばしばあります。基礎疾患として心臓病がある場合には、心不全をおこし、呼吸困難をおこします。
高血圧、心不全、冠動脈疾患、心臓弁膜症、拡張型心筋症、肥大型心筋症、糖尿病などが関与していると考えられています。原因となる疾患がなくてもおこります。交感神経や副交感神経が緊張することでおこることもあります。
12誘導心電図でノコギリ状の波形が確認できますが、基礎疾患や心機能を確認するために、血液検査、心エコー検査、胸部X線検査などが行われることもあります。
心房粗動をとめるには、電気ショックを行います。抗不整脈薬も使われますが、心房細動よりも効果がない場合が多いので、カテーテルアブレーションが積極的に行われます。
また、血栓や塞栓症をおこしやすいので、抗凝固薬や抗血小板薬が使われる場合もあります。
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