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ホーム>病気一覧>シ行>縦隔炎
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胸部の真ん中にあり、左右の肺に挟まれた部分である縦隔の軟部組織に炎症がおきてしまいます。
発熱、寒気、激しい胸痛などがおこります。治療が遅れると、炎症の原因となっている細菌が血液にのって全身に広がり、敗血症をおこすこともあります。
誤って飲み込んだ魚の骨や入れ歯、食道がんなどにより、食道に穴があき、細菌を含む異物が縦隔に漏れて炎症をおこします。
口腔内の炎症や虫歯、のどの炎症が皮下に広がってできた膿みが縦隔に流れ込んで発症したり、胸部の手術後におこる場合もあります。慢性の縦隔炎は縦隔線維症の原因と考えられています。
異物が金属製のものであれば胸部X線で確認できます。胸部CTで縦隔内に膿みがたまってしまっているかどうかも確認できますが、最近では内視鏡で直接観察する方法が多くとられます。
細菌が原因の急性縦隔炎の場合は、抗生物質の点滴をすると共に、手術で膿みを洗い流した後、膿みを体外へ排出するためにドレーンを入れておきます。食道が破れている場合は、絶食が必要なため点滴で栄養を補給します。
食事はよく噛んで、魚の骨などを飲み込まないように注意しましょう。虫歯の処置を行い、口腔内を清潔に保つことで感染病を予防できます。
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