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ホーム>病気一覧>シ行>腎下垂
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呼吸の動きに合わせて上下する腎臓が、立ったときに通常の位置を超えて下がってしまいます。痩せた女性に多くみられ、他の内臓も下がっていることも少なくありません。
長時間立っていると、腎臓から下の尿管が屈折して尿が出にくくなり、脇腹や腰が痛くなります。また、腎血管がねじれるため、むかつきや嘔吐、食欲不振がおこったり、血尿やタンパク尿、高血圧になったりすることもあります。
しかし、まったく症状がない場合もあります。腎臓の機能異常をおこすことはほとんどありません。
腎臓の周りで支えている脂肪組織の発育が悪かったり、腎臓につながっている血管が長いと発症します。
立った場合と、寝た場合、それぞれの状態で脇腹を触れて腎臓の位置を確認します。造影剤を静脈に注射して行う静脈性尿路造影を行い、診断が確定します。
長時間立っていて腰が痛くなってきたら、横になることで症状は改善します。痩せていたら、少し体重が増えるような食生活や筋力をつける運動が勧められます。症状が強く出る場合は、横になって腎臓が正常な位置にある時に、下腹部から上にむかって腹帯を巻き上げ、腎臓が下がらないようにします。
また、腎臓を固定させる固定術という手術が行われる場合もありますが、再発することもあるので近年はあまりすすめられません。
運動で筋力をつけることで改善される場合が多いので、積極的に行いましょう。
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