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高血圧が続いた結果、腎臓内の細動脈の硬化と狭小化が進み、腎臓の働きが低下してしまいます。徐々に機能低下をおこす良性腎硬化症と急激な経過をたどる悪性腎硬化症があります。
良性の場合、頭痛、めまい、動悸、肩こりなどがまずおこりますが、進行が緩やかなため、自覚症状が現れない場合もあります。
悪性の場合は、激しい頭痛、耳鳴り、けいれん、意識障害、視力障害、動悸、息切れ、むくみ、吐き気、嘔吐、呼吸困難など様々な症状をおこします。
適切な処置をせずにいると、尿毒症、心不全、脳出血などをおこし、危険な状態になります。
良性腎硬化症は、高血圧による動脈硬化が最大の原因です。悪性腎硬化症は、本態性高血圧や腎血管性高血圧などが急激に悪化して、腎障害だけでなく、心不全などをおこします。
尿検査でたんぱく尿や血尿、血液検査で腎機能の低下が見られた場合、眼底検査や心エコー検査、心電図、心臓超音波などが行われます。腹部エコー検査やCTで腎臓を画像診断して、確定します。
良性腎硬化症の場合、血圧のコントロールが大切です。塩分やカロリーを制限する食事療法や運動療法を行います。これだけでコントロールが効かない場合は、色々な降圧薬の中から数種類を組み合わせて服用します。
悪性腎硬化症の場合は、なるべく早く血圧を下げるために、降圧薬の静脈注射が使用されます。尿毒症になってしまった場合は、透析療法が必要となります。
高血圧の人は腎硬化症をおこしやすので、定期的な血液検査や尿検査を行い、進行させないように注意しましょう。
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