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消化酵素やインスリンなどのホルモンを生産する膵臓に悪性腫瘍ができてしまいます。直接内視鏡で観察できないので、早期発見が難しく、消化器がんの中で、もっとも診断や治療がむずかしい病気のひとつです。
十二指腸側にできる膵頭部がんと脾臓側の膵体尾部がんに分かれますが、どちらも初期では無症状が多く、あっても、みぞおちの不快感位です。
進行すると、背部痛や急激な体重減少、食欲不振、だるさ、糖尿病の急な悪化などがおこります。
また、膵体尾がんでは、総胆管がそばを通っているため、総胆管がつまって閉塞性黄疸がみられます。周りに太い血管や神経があるため、広がりやすい特徴があります。
はっきりしたことは、未だわかっていません。
血液検査がまず行われますが、早期の場合、すべての場合で腫瘍マーカーの数値が高いわけではないので注意が必要です。
状態を確認するため腹部超音波検査をまず行いますが、より正確に調べるためには、CT,MRI、内視鏡を十二指腸まで挿入して、内視鏡的逆行性膵管造影(ERCP)や超音波内視鏡検査(EUS)などの画像検査を行いますが、その際に細胞を一部採取して細胞組織検査も行われます。
最終的に、血管造影検査が必要になる場合があります。
治療の原則は、手術による切除ですが、発見時に進行がんになっていることが多く、病期や年齢、心身生理機能などを総合して、治療方針を決定します。
局所に限った膵臓がんが手術対象ですが、場所によって部分切除から全摘出まで様々です。
同時に周囲の廓清も行われます。膵周囲組織に広がっている場合は、抗がん剤による薬物療法や放射線療法を選択して行われます。
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