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再生不良性貧血
再生不良性貧血体験談




 治療効果


免疫抑制療法を開始してから1ヶ月ほど過ぎた頃から血液結果に変化がみられました。赤血球・白血球・血小板すべての値が少しずつ上昇してきたのです。


また、輸血後にHbや血小板の値も下がらなくなり現状維持、もしくは軽度上昇していました。
希望の光が見えてきました。


とりあえず輸血はしばらく必要なくなり、毎日の検査結果を聞くのが楽しみになりました。骨髄の状態も細胞数が増え、非常に期待できると主治医から報告がありました。


それからさらに1ヶ月、2ヶ月経つにつれ、みるみる血液データが回復していったのです。治療は大成功です。


この頃になると外泊の許可がでるようになり、8ヶ月ぶりに家で過ごすことができるようになりました。


不思議なもので長い間の入院生活に慣れてしまったせいか、家で過ごすことが非常に落ち着かなかったのを覚えています。


でもやっぱり病院にいるのと家にいるのとでは気持ちが全然違いますよ。家では自分が病人であることを忘れさせてくれますからね。




                               



 念願の退院

免疫抑制療法開始から3ヶ月ほどした4月下旬頃にはついに退院することが決まりました。9ヶ月間の長い長い闘病生活とのお別れです。


退院の日に主治医の先生にこんなことを言われました。
「正直、初めて会ったときは助からないと思っていたよ。こんなに回復するなんて奇跡的だ。」と。




その後しばらくは月に2回通院をしていましたが、そのうち半年、1年に1回の通院になり、
現在は完治しております(血小板数は健常人に比べると多少少ないですが、日常生活では問題ない数値です)。


ちなみに最近の私の血液データは以下のようです。

赤血球数 457万/mm³
白血球数 3800/mm³
血色素量(Hb) 14.5g/dl
ヘマトクリット値(Ht) 42.0%
血小板数 13.5万/mm³


私は現在、臨床検査技師として病院で勤務しております。
また、結婚し、娘も一人授かりました。



このような経験があったからこそ今の自分があり、今はこの病気になったことを誇りにさえ思っています。

同じような病気で苦しんでいる人も大勢いると思いますが、


    決してあきらめてはいけません。


現在の医療は飛躍的に進歩しており、難病といわれていた病気の死亡率もぐんと低くなりました。



私は入院中、友達からこんな言葉をいただきました。


「この病気は神様が与えてくれた試練なんだよ。
そして神様は、その試練を乗り越えられる人にしか試練を与えないんだよ。だから大丈夫、きっと乗り越えられる。」


この言葉にどんなに勇気づけられたでしょう。



この体験談が少しでも皆様のお役に立っていただけたら幸いです。





     




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