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薬の常識
意外と知らない目薬の正しい使い方・保存方法

 目薬の行方


涙は絶えず涙腺から出て、目の表面を潤したり目についた埃などを洗い流したりしています。そしてまばたきによって目頭にある涙点に集まり、鼻涙管を通って喉の方に流れていきます。目薬をさすと、目にさしたにも関わらず喉の奥で薬の味を感じることがありますが、これは目薬の一部も涙と一緒に流れて鼻涙管を通り、喉に到達するためです。また、まぶたの裏は小さな袋状になっており、この結膜嚢という袋に目薬がたまることによって、目の奥に薬が浸透していきます。





                               



 目薬のさしかた


まず、石けんで手指をきれいに洗います。次に、目薬の先端にさわらないように注意しながらキャップをはずし、(懸濁型の点眼薬はよく振ってから使用して下さい)目薬の先端を目やまつげに直接触れないように注意して、点眼する方の目の位置に固定します。 もう一方の手で下まぶたを押し下げて、目薬をさします。
点眼後は静かにまぶたを閉じて、まばたきをしないで約1分間、目をつぶるか軽く目頭を押さえます。溢れた目薬は、清潔なタオルやティッシュで拭き取ってください。


ここで、違和感を覚えた人も多いのではないでしょうか。きっと、目薬をさした後、目をぱちぱちさせて目薬を浸透させているつもりになっていた方が多いことでしょう。しかし実は目をぱちぱちさせる行為は、目薬を浸透させるどころか、せっかく目につけた薬を涙点に追いやって、喉の方へ流してしまっているのです。そのため、結膜嚢に薬がたまらず、本来あるべき効果より薄い効果しか得られなくなってしまう危険性があるのです。


また結膜嚢はとても小さく、一度にたくさん目薬をさしても結膜嚢に入りきらなかった分は溢れてしまうので、きちんと一回の用量を守って使用するようにしましょう。


また二種類以上の目薬を使う場合は、最初の目薬を使用してから
5分以上間隔をあけて、次の目薬を使用するようにしてください。この程度間隔をあければ、相互作用は少なくなると考えられています。そのためとくに順序などは決まっていませんが、原則として効かせたい方の目薬を後にさすとより効果的です。




                               



 保管方法


目薬を保管するときには、医者や薬剤師に言われた場所、または目薬に添付されている説明書で指示された場所に保管してください。特に指示されていなくても、直射日光の当たらない、なるべく涼しい場所に保管しましょう。冷蔵庫に入れて保管してもかまいませんが、凍らないように気をつけましょう。


また、製品に携帯用袋が添付されている場合は、必ず密栓して、添付の携帯用袋に入れて保管してください。救急箱に保管する場合などは、湿布薬などの臭いの強いものと一緒に保管すると、芳香成分が吸着する可能性があるので気をつけましょう。




                               



 目薬の副作用


目薬による副作用には、薬剤自身の毒性によるものや薬剤に対して生じる免疫アレルギー反応、または目薬に配合されている防腐剤によるものなどがあり、時に全身症状などを引き起こす場合もあります。これらの危険を回避するためにも、きちんと使用方法や保管方法を守り、正しく目薬を使っていきましょう。







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