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ホーム>病院を使いこなす>病院機能評価を利用する
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最近、「病院機能評価認定病院」という言葉を掲げている病院を聞くようになりましたが、皆さんは「病院機能評価」って知ってますか?
おそらく聞いたことがない人が多いでしょう。
この病院機能評価とは「第三者による審査により、病院の具体的な改善目標を明らかにし、職員の意識の向上と医療の質の向上を図る」ことを目的とするシステムのことをいいます。
簡単に言えば、病院のさまざまな機能を第三者が評価する、いわゆる病院の通信簿です。
ちなみにこの第三者とは、病院長や看護部長、事務長などといった病院管理経験があり、一定の研修や経験をつんだ評価員(サーベイヤー)のことです。
評価項目は病院の種類や規模により異なりますが、次の6分野、約130項目について評価が行われます。
・病院の理念と組織的基盤
・地域ニーズの反映
・診療の確保
・看護の適切な提供
・患者の満足と安心
・病院運営管理の合理性
評価は各項目を5段階評価で行い全項目が3以上の場合、日本医療機能評価機構から認定証が発行され、認定病院となります。
2005年10月現在では1700の病院が認定を受けています。
→「認定病院一覧へ」
詳しくはこちらのホームページをご覧ください。
→「日本医療機能評価機構」
誰でも「適切で質の高い医療を、安心して受けたい」と思うことは当たり前のことです。
では、病院機能評価認定病院ならこの条件を満たしている病院なんでしょ?と言われると少し違います。
次に2つの注意点を挙げますので、参考にしてください。
1. 抜き打ちで評価するのではなく、申し込んで評価してもらう。
事前に連絡もなく抜き打ちで評価するのであれば、常に評価項目を満たしているということになり、非常に信頼できる評価ということになりますが、この病院機能評価は事前に審査項目がわかるため、病院側はそれなりに前準備ができます。
私たちも家にお客様が来るのがわかっていれば、家をきれいにしますからね。
しかし、どちらにしろ認定を受けているということは評価項目を満たしていることには間違いありません。
2. 一回の審査で評価するのが目的ではなく、再審査をすること
ができる。
評価で1や2があると認定はもらえないのですが、改善することにより再評価をもらうことができるのです。
実際、1回の審査では認定されず、改善により認定をもらった病院も少なくないようです。
つまり、この病院機能評価は1回の審査で優劣を決めることが目的ではなく、改善項目を見つけ、それを改善していくことに意味があるという考え方なのです。
また、認定病院だから良い病院、認定されていないから悪い病院とも一概には言えません。
あくまで病院選びのポイントとして参考にしてください。
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