生化学検査

ALT(GPT)       


基準値

JSCC標準化対応法

5〜42 IU/l



検査により何がわかるか

肝組織の障害を推測できる。



どのような検査か

GPTは肝細胞に多く含まれている酵素なので、肝細胞が障害(破壊)された場合、血液中のGPTの値が異常に上昇してきます。

GPTもGOTと同様、肝細胞のほかに心筋や骨格筋にも含まれているため、これらの病気の指標にもなりますが、GOTに比べると含まれている量が少なく、上昇の程度は軽くなります。

また、GOTとGPTの比をとることにより、各種肝疾患のおおよその鑑別ができます。




どのようなときに検査するか

・肝疾患が疑われるとき
・GOT/GPT比による病態評価として



疑われる病気

高値の場合

  肝疾患:急性肝炎、慢性肝炎、アルコール性肝炎、肝硬変、肝がん、脂肪肝
        など
  心疾患:急性心筋梗塞など
  筋疾患:進行性筋ジストロフィ症など
  その他:胆汁うっ滞、伝染性単核症など



検査を受けるときの注意

運動により上昇するため、検査前の激しい運動は避けてください。少し早めに病院に行き、気持ちを落ち着かせから検査を受けるようにしましょう。また、飲酒によっても上昇しますので、前日の飲酒は控えましょう。



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