![免疫・血清学的検査](rogo4.gif)
基準値
FEIA法
170 IU/ml以下
検査により何がわかるか
・IgEの値を知ることにより全体的なアレルギーの程度を知ることができる。
どのような検査か
体内に呼吸や飲食物の摂取、薬剤、注射、接触などによって異物(抗原)が入ってくると、それを防ぐために血清中にIgG、IgA、IgM、IgD、IgEなどの抗体ができます。このうちアレルギーに密接に関係する抗体はIgE抗体です。
このIgE抗体が一度体内にできて増えたところに、再び抗体のできるきっかけとなった抗原が入ってくると、急激に反応し、発疹、発熱、鼻汁、涙、かゆみ、ショックなどのアレルギー性疾患を引き起こします。
本検査はアレルギー体質の診断、経過観察の目的でIgEの総量を測定するものです。特定のアレルゲンでの反応性をみるには特異的IgE抗体検査のほうが優れています。
どのようなときに検査するか
・T型アレルギーが疑われたとき
・アレルギー疾患や寄生虫疾患の経過観察
疑われる病気
高値の場合
気管支喘息(アトピー性)、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、花粉症、寄生
虫感染、IgE骨髄腫、膠原病、肝疾患など
低値の場合
IgE以外の骨髄腫、慢性リンパ性白血病、サルコイドーシス、低γ-グロブリン血
症、石綿肺など
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