![免疫・血清学的検査](rogo4.gif)
基準値
陰性(−)
検査により何がわかるか
・抗体の有無によりアレルギー性疾患の原因を検索できる。
・スコアーによりアレルギーの程度や経過観察に役立つ。
どのような検査か
体内に呼吸や飲食物の摂取、薬剤、注射、接触などによって異物(抗原)が入ってくると、それを防ぐために血清中にIgG、IgA、IgM、IgD、IgEなどの抗体ができます。このうちアレルギーに密接に関係する抗体はIgE抗体です。
このIgE抗体が一度体内にできて増えたところに、再び抗体のできるきっかけとなった抗原が入ってくると、急激に反応し、発疹、発熱、鼻汁、涙、かゆみ、ショックなどのアレルギー性疾患を引き起こします。
本検査では、種々のアレルゲンとIgE抗体を反応させることにより、どのアレルゲンに対して反応が強いか調べることができます。
測定可能なアレルゲンは、樹木花粉、イネ科花粉、雑草花粉、ハウスダスト、ダニ、動物、薬物、各種食物など200種類にも及びます。
どのようなときに検査するか
・原因アレルゲンの確定
疑われる病気
陽性の場合
気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、アレルギー性結膜炎、花粉
症、蕁麻疹、胃腸アレルギー、アナフィラキシーショック、寄生虫疾患など
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