社会人になったばかりの新入社員は職場・仕事に慣れることで精一杯です。もちろん新人看護師も同じです。最初のうちは仕事を覚えるために毎日、無我夢中で働き、帰宅しても疲れてすぐに寝てしまうような生活でしょう。
しかし、看護師としてしっかり経験を積み、一人前の看護師になると、ふと今後のことについて考えることもあると思います。
どのような看護師を目指すか、看護師としてのキャリアをどう積んでいくのかは、今後ずっと看護師を続けていく上で、とても重要なことです。看護師がキャリアアップしようと考えた時、どのような道があるのでしょう?
代表的なキャリアアップ方法は、保健師や助産師になることです。保健師や助産師になるには、1年間養成学校に通い、国家試験に合格しなければなりません。
保健師、助産師共に看護師時代の経験を生かせる仕事ですし、専門性の高い職業と言えるでしょう。ただ、保健師も助産師も活躍できる分野が限られていますので、それぞれの分野にあまり興味のない人にとっては、魅力的なキャリアアップとはいい難いかもしれません。
次は、専門看護師や認定看護師の資格を取得する方法です。昨今の医療の高度化・専門化に伴い、看護師も専門的な質の高い看護を提供する必要があります。
専門看護師・認定看護師は、どちらも日本看護協会が認定している資格ですが、このような医療の現場のニーズに応えるだけの高い知識、技術を持った看護師で、その数はどんどん増えています。
認定看護師は21分野、専門看護師は10分野と、幅広い分野で活躍できるのが特徴で、それまで経験してきた分野での経験を生かして、キャリアアップすることが可能です。
また、看護師経験を生かして一般企業で働くというキャリアアップ方法もあります。具体的には、企業の医務室で働き、社員の健康管理やメンタルヘルスケアを行う産業看護師、治験業界で働く治験コーディネーターや臨床開発モニター、製薬会社や医療機器メーカーで働くフィールドナースなどです。
どの職業も、医療の現場からは離れていますが、医療の知識やコミュニケーション能力が必要となりますので、看護師経験を十分に生かせる仕事と言えるでしょう。
主な看護師のキャリアアップ方法は上記のものになりますが、看護師としての将来像をしっかりと見据えて、プライベートでの将来設計と照らし合わせつつキャリアアップしていくことが大切です。

看護師の仕事にやりがいを感じている人は、積極的にキャリアアップしていこうと考えている人も多いのではないでしょうか?
看護師がキャリアアップする方法として、保健師や助産師の資格を取得したり、認定看護師や専門看護師になる道があります。保健師や助産師は1年間、認定看護師は6ヶ月間、専門看護師は大学院の修士課程で2年間学ぶ必要があります。
これらのキャリアアップをする時に、考えなくてはいけないのが、自分自身のプライベートのライフプランです。看護師は女性の多い職業ですが、女性の場合、結婚や出産、育児が仕事にもプライベートにも大きな影響を与えます。
「仕事一筋!プライベートは二の次でOK!」という人なら、ライフプランを考慮する必要はないかもしれませんが、仕事もプライベートも大事にしたい、両立させたいという人は、キャリアアップとプライベートのライフプランは合わせて考える必要があります。
キャリアアップのための資格を取得するには、上記で述べたように最低6ヶ月以上の時間がかかります。また、多額のお金も必要になってきます。
病院によっては、授業料を負担してくれるところもあるようですが、一部のみの負担または全額個人負担の場合も多いですし、働きながら資格を取得することは難しく、休職または退職を余儀なくされます。そのため、時間とお金に余裕がある時でないとキャリアアップを実行するのは難しいんです。
例えば、近い将来結婚や出産の予定がある人が、キャリアアップをするのは得策とは言えませんよね。結婚も出産もお金がかかりますし、特に出産の場合は、資格取得のための教育を受ける時間も取れないでしょう。
どちらか一方を優先させるわけではなく、プライベートも仕事も大切だからこそ、キャリアアップする上でライフプランを考えるのは重要なんです。自分の1年後、3年後、5年後はどうなっているか、どうなっていたいのかを考え、そのライフプランの中に看護師のキャリアアップを組み込んでみましょう。
無料転職サポートで人気No.1の看護師求人サイト

|

|