看護師は勤務時間が不規則なことが多く、病棟勤務の場合、夜勤もあります。土日も関係なく忙しい勤務に追われていることも多いのが現状です。このような環境で働いていると、どうしても仕事中心の生活になってしまいますよね。
でも、看護師の多くが女性です。いくら男女平等と言われていても、女性が結婚しても仕事中心の生活を送るというのは、なかなか難しいものがあります。別に結婚後は、家庭を重視しろというわけではありませんが、「仕事中心」ではなく「家庭と両立」させる必要はあると思います。
では、看護師の仕事はハードなのに、家庭と両立させることは可能なのでしょうか?
これは、もちろん可能です。看護師には、既婚者やママさん看護師って結構多いんですよ。ただ、家族の協力体制やその他の条件によっては、独身時代と同じように働くのは難しいかもしれません。
急性期病棟の場合、一般的に夜勤は月に5〜6回はありますし、残業時間も多く、体力的もかなりきついです。このような仕事と家庭を両立させるのは大変だと思います。
結婚後も独身時代と同じようにバリバリ働きたい、どんどんスキルアップ・キャリアアップしていきたいという人は、配偶者や家族の理解と協力が必要不可欠でしょう。
家族の協力を十分に得られる環境でない人でも、家庭と仕事の両立はできます。病棟で働きながらの両立は難しいかもしれません。でも、看護師の職場は病棟だけではないですよね。外来やクリニック、介護施設、一般企業と看護師の活躍の場は幅広いんです。
外来やクリニックでしたら、日勤だけの業務で残業も少なめですし、介護施設は夜勤も少なく、病院に比べて仕事量も少ないので、家庭と両立させやすいと思います。
また病棟に比べて、外来やクリニック、介護施設は、既婚者や育児中の看護師がたくさん活躍している職場です。そのため、職場自体も家庭と仕事を両立させることに理解がありますし、周囲の協力も得やすいでしょう。
家庭と仕事を両立させながら働いている看護師さんはたくさんいます。家族の協力や転職などの手段を講じれば、看護師の仕事と家庭の両立は十分に可能ですよ。

女性が多い職業だった看護師ですが、最近は男性看護師の割合がどんどん増えてきています。看護師全体で男性看護師の割合は2008年のデータでは約5%、2010年には約8%となっています。
近年の看護学校の入学者数のだと、男子学生の割合は30%近いところもありますので、今後はもっと男性看護師が増えていくでしょう。
男性看護師が増えている理由としては、看護師は安定している職業である点が挙げられます。昨今の長引く不況で、世の中は就職難が大きな問題になっています。大学を卒業しても、希望の仕事に就けないどころか、就職そのものすら難しいという状況なんです。
それに比べて、看護師は就職率はほぼ100%。全員が希望の病院に入職できるわけではありませんが、就職先がなく就職浪人になることは、余程のことがない限りあり得ません。看護師は人手不足ですから、リストラされる不安もありませんし、転職先にも困ることはないんです。
活躍が目立ってきている男性看護師ですが、気になるのはお給料ですね。基本的には、看護師は男女平等の職場ですので、給料や待遇に男女の差はありません。
具体的な数字で見てみましょう。男性看護師の平均年収は462万円、看護師全体の平均年収は469万円です。男性看護師のほうが、少しだけ低いですね。男性看護師の年収が低い理由は、男性看護師の平均年齢が若く、お給料が高い管理職はほとんど女性だからです。
では、30代前半に絞ってみましょう。男性看護師の年収は478万円、女性看護師は463万円というデータがあります。今度は、男性看護師のほうが高くなりました。この理由は、男性看護師は夜勤に入る回数が多く、お給料の高い大学病院や大病院で働いている人が多いからです。
いくら男女平等といっても、男性看護師は体力がありますので、病院側も夜勤に入ってもらう回数を増やす場合があります。また個人病院に比べて、大学病院など大きな病院のほうが、お給料が高いところが多く、男性看護師の受け入れ体制も整っている場合が多いんです。
男性看護師は、女性に比べて結婚や育児が仕事に及ぼす影響が少なく、一つの職場に長く勤める人が多いですから、女性よりも昇進も早くなり、管理職になる人も増えてくると思います。そのため、男性看護師の平均年収はもっと高くなっていくでしょう。
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