「それって看護師に向いているんじゃない」
そんなこと言われた経験はありませんか?看護師に向いている性格、向いていない性格ってあるんでしょうか。
「看護師になりたい!」と看護師を志しても、「私の性格じゃ、看護師に向いていないかもしれない」と思ったり、周囲に「あなたは看護師に向いていない」と言われたことがある人も意外と多いのではないでしょうか。
では、「看護師に向いている性格」ってどんな性格でしょう?
一般的に「看護師に向いている性格」として認識されているのは、「優しい」ですよね。確かに、怪我や病気で苦しんでいる患者さんは、看護師に優しくしてもらいたいのは当然です。でも、優しいだけでは看護師は務まりませんよね。
看護師に向いている性格を考えるには、看護師に必要とされるものは何かがわかれば、自然と答えが出てくると思います。看護師に必要とされるものの一つに、コミュニケーションスキルがあります。コミュニケーションスキルが高い人は、外交的な性格と言えますね。
看護師は、患者さんの一番近くで働く医療職者ですので、患者さんの思いを受け止め、患者さんと良好な関係を築く必要があります。さらに、看護師は医療職者間の調整役になることが多いので、コミュニケーションスキルは必須なんです。
また看護師は、働きながらも勉強が必要な職業です。受け持ちの患者さんの疾患でわからないことがあれば、自分で調べて勉強しなくてはいけませんし、新しい看護技術や知識が導入されるたびに、新たに学習する必要があります。
さらに、院内研修や外部の研修会もたくさんあります。仕事だけでも忙しいのに、それに加えて勉強しなくてはいけないのは、かなりの負担ですよね。そのため、看護師は探究心や好奇心が旺盛である必要あると思います。
「優しい」、「外交的」、「探究心、好奇心が旺盛」であることが看護師に向いている性格と言えますが、上記の性格ではないから看護師に向いていないということでは決してありません。
常に向上心を持って努力を続ければ、性格の向き不向きの問題は解消されることでしょう。最終的には、「向いているか、向いていないか」よりも「看護師の仕事が好きか?努力するか?」のほうが、重要と言えるかもしれません。
看護師は医療職者であり、怪我や病気に苦しむ人を看護する仕事です。そんな看護師ですが、病気や健康上の悩みを抱えている人が結構いるんです。
看護師が抱える病気で多いものが、腰痛です。看護師は患者さんの移動を手伝ったり、寝たきりの患者さんの体位変換を行います。この時に、腰を痛めることが多いのです。
看護師は看護学生時代に、「ボディメカニクス」を学びます。ボディメカニクスとは、力学的原理を利用した介護方法のことで、重心を低くし基底面積を広く取ることで、負担を軽減します。このボディメカニクスを実践しても、どうしても腰にかかる負担は大きくなり、腰を痛めてしまうのです。この腰痛は看護師だけでなく、介護士にも多い職業病です。
腰痛は、一度かかるとなかなか治癒が難しい病気です。ひどい場合は、日常生活にまで支障をきたす場合があります。そのため、コルセットやサポーターが手放せない看護師さんや腰痛が原因で看護師を辞める人も多いんです。
また、肌荒れに悩む看護師さんもたくさんいます。病棟に勤務すると、日勤と夜勤のどちらにも勤務する必要があり、不規則な生活を強いられます。
不規則な生活をすると、ホルモンバランスが崩れてしまい、肌荒れの原因になります。女性だったらわかると思いますが、肌荒れがひどくなると、気持ちもネガティブになってしまいます。
さらにうつ病に苦しむ看護師さんも、近年増加傾向にあります。看護師は、精神的にもキツイ仕事です。仕事上の激務や職場の人間関係のストレスに悩み、うつ病を発症してしまう場合もあります。うつ病は「心の風邪」と言われていて、治療と休息が必要です。
でも仕事が忙しく、「自分が休んだら同僚が困る、患者さんに迷惑がかかる」という責任感から、治療を受けることが遅れてしまい、うつ病が悪化してしまう看護師さんもいます。
患者さんを看護する看護師は健康であるべきですが、激務であるからこそ、健康上の悩みを抱えている人が多いんですね。
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