診療情報管理士とは、四病院団体協議会と医療研修推進財団が認定する民間の資格です。
診療情報管理士は、診療記録や検査結果などのカルテをデータベース化し、それを保管、管理したり、統計や分析を行って医療現場に生かしたり、必要時に患者や医療職者に提供することを仕事としています。
カルテなどの診療情報を通して、病院の経営を支え、医療の質を高めるデータ管理のプロフェッショナルと言えるでしょう。
近年は、心の問題を抱える人が増加していて、臨床心理士の活躍の場は、とても幅広く多様化しています。
臨床心理士の主な職場には、精神科などの病院やクリニック、保健所や精神保健福祉センター、学校の相談室、児童相談所、刑務所、企業の健康管理室などがあり、医療や福祉、行政、教育、司法、労働分野などありとあらゆる分野で活躍していると言えるでしょう。
診療情報のデータ管理のプロである診療情報管理士ですが、患者と接することがほとんどなく、病院の裏方であることが多いため、具体的な仕事内容はイメージしにくいかもしれません。
診療情報管理士の仕事内容は、3段階に分けられます。
まずは、カルテを集めて内容をチェックすることです。カルテ内の書類に不備はないか、記録類は全て完全に書かれているかをチェックします。この作業は、全てのカルテに対して行われますので、膨大な作業量になります。
カルテのチェックが終わったら、それをデータベース化します。WHOが管轄する国際的な疾病分類基準に基づいて、病気ごとに分類し、統計や分類を行いやすいようにします。
最後に、データベース化されたものを分析・管理します。行われた診療に無駄がなかったかを分析し、医療の質を高める支援を行ったり、必要時にすぐに診療情報を出せるように管理しておきます。
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