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新型インフルエンザの予防法といっても、基本的には季節性のインフルエンザ予防対策と同様です。インフルエンザの時期になると毎年言われている基本的な予防法ですので、これを機に習慣的に行うように意識を高めてください。
人が多く集まる場所では、咳やくしゃみによる飛沫感染の危険があります。そのため、満員電車やバスは避け、なるべく人ごみには近づかないようにしましょう。大勢の人が密室に集まるコンサートや集会、イベント行事などの参加も控えてください。
特に高齢者や慢性疾患を持っている人、疲れや睡眠不足で免疫力が低下している人は注意が必要です。

マスクをすることにより高い確率で飛沫感染を防ぐことができます。症状がある人は咳やくしゃみで感染を拡大させないように必ずマスクを着用してください。
感染防止のためにマスクをしている人も、マスクをしているからインフルエンザに感染しないと過信せず、咳をしている人に近づかないなどの感染防止策をとるように心がけてください。
また、マスクは自分にあったものを適切に着用してください。自分に大きすぎれば隙間からウイルスが入り込みますし、鼻や口を覆っていなければ予防になりません。マスクの種類としては、不織布製のものがウイルスに対する防御効果が高いと言われています。
そして外出後、マスクの表面にはウイルスが付着している可能性がありますので、なるべくマスクの表面を触らないようにし、1日で使い捨てるようにしましょう。マスクを捨てた後も手洗いをするようにしてください。
新型インフルエンザマスクの基礎知識

-手洗い-
最も基本的なことですが、これが一番重要です。100%感染は防げませんが、感染率はぐっと減ります。
ウイルスが付着した場所を触った手で鼻や口を触ってしまうと感染(接触感染)してしまう恐れがあります。不特定多数の人が触れた場所を触った後には手洗いを必ず行ってください。
手洗いはせっけんを使って15秒以上じっくりと行うのが望ましいです。指と指の間や手首、親指のまわり、爪の間までしっかりと洗うように心がけましょう。洗ったあとは、清潔なタオルや布などで十分に水分を拭き取ってください。
正しい手洗いの方法
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@石鹸をつけてよく
泡立てる |
A手のひらを合わせて
よく洗う |
B指先・爪の間を洗う |
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C指の間を十分に洗う |
D手の甲をのばす
ように洗う |
E親指をねじり洗いする |
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F流水でよくすすぐ |
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-うがい-
うがいは、のどの粘膜に付着したウイルスの排除だけではなく、のどを潤し、乾燥を防ぐ効果もあります。空気が乾燥する季節だけではなく、日常的にうがいを行うように習慣付けましょう。
うがいのやり方で気をつけなければいけないポイントは、必ずのどの奥(咽頭)でうがいをすることです。そうしないと予防効果は半減してしまいます。ガラガラだけでなく、ガラガラゴロゴロと何度か繰り返し行いましょう。また、うがい1回は20〜30秒を目安として行い、水ではなくイソジンなど殺菌成分のあるうがい薬を使うとより効果的です。
ウイルスは乾燥した空気を好みますが湿気には弱いので,加湿器などで湿度を40〜60%に保ちましょう。ただし、湿度60%以上ではカビやダニが繁殖しやすくなるので注意!また、定期的に部屋の換気をするのも効果的です。

疲れや睡眠不足で体力を落とした状態では,ウイルスに感染しやすくなります。十分な睡眠とバランスの良い栄養をとって体力をつけ、抵抗力を高めることで、ウイルスに感染しにくくなります。

新型インフルエンザの現在の感染状況や対処方法など、自分に必要な情報を積極的に得るようにしましょう。テレビや新聞、インターネットなどを利用するとよいでしょう。しかし、インターネットなどでは必ずしも正しい情報が得られるとは限りません。信頼のおける確かなサイトからの情報を得るように注意してください。
また、自分の住んでいる地域情報については、地方自治体の提供している情報が最も有用です。これらの情報はウェブサイトや相談窓口などで確認しましょう。

新型インフルエンザウイルス感染者が咳やくしゃみをしたときに、手で押さえたあとや鼻水を手でぬぐったあとに机やドアノブ、壁などに触れると、その場所にはウイルスが付着します。この付着したウイルスはある程度の感染力を持ったまま数時間生き続けます。このような場合、消毒を行うことでウイルスを含む飛沫を除去することが可能です。
インフルエンザウイルスに有効な消毒薬剤は次亜塩素酸ナトリウム、イソプロパノール、消毒用エタノールなどです。これらを用いてタオルや雑巾でふき取り消毒を行うほか、場合によっては該当部分に消毒剤を直接浸してください。
よく触れる箇所としては、テーブル、椅子、スイッチ、ドアノブ、階段の手すり、トイレの流水レバーなどです。
また、スプレー式の消毒剤を使用するとウイルスが空中に舞い上がり、消毒を行っている人や周囲に健康被害を及ぼす危険がありますので使用しないほうがよいでしょう。
都道府県別新型インフルエンザ相談窓口一覧はこちら

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