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ホーム>気になる健康コラム>蚊アレルギーに注意!蚊に刺されやすい体質と対策
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夏は、蚊に刺されやすい季節です。夏の夕方、短時間庭に出ただけなのに、手足を数ヶ所も蚊に刺されてしまったという経験をお持ちの方もいるでしょう。
同じ環境にいても、蚊に刺されやすい人とあまり刺されない人がいますよね。蚊に刺されやすい人と刺されにくい人の違いは何でしょう?
蚊は、人間の呼気に含まれる二酸化炭素や乳酸に反応して、人間に近寄ってきます。そのため、呼気の二酸化炭素量が多い人が、蚊に刺されやすい人ということになります。でも、自分の呼気に二酸化炭素が多いかどうかなんて、わかりませんよね。
では、蚊に刺されやすい人の特徴をご紹介します。
まずは、飲酒後の人です。これは、アルコールを肝臓で分解する時に、二酸化炭素が発生するためです。また、運動後の人も、呼吸数が多くなり、その分二酸化炭素を多く吐き出すため、蚊に刺されやすくなります。
また、体温の高い人も、蚊に刺されやすい人です。そのため、赤ちゃんや妊娠中の女性は、虫除け対策をしっかり行いましょう。
血液型も、蚊に刺されやすいか否かに影響します。過去に行われた様々な研究結果で、O型>B型>AB型>A型の順で、蚊に刺されやすいことがわかっています。
つまり、O型で飲酒や運動が好きな人は、蚊に刺されやすいということですね。
通常、蚊に刺されると、刺された場所の周囲1〜2センチが赤く腫れて、痒くなりますが、1日程度経てば、痕も残らず消えてしまいますよね。
でも、蚊に刺された部分が水疱や潰瘍になって、2週間〜1ヶ月程度症状が消えなかったり、場合によっては発熱が伴う場合があります。このように、蚊に刺されて、症状が重症化したり、長期化する場合を「蚊アレルギー」と呼んでいます。
蚊アレルギーの原因は、EBウイルスです。EBウイルスには、20歳までに90%以上の人が感染しますが、慢性活動性EBウイルス感染症にかかっている人は、体内の免疫細胞がEBウイルスに感染しているため、蚊に刺された時に過度の反応を引き起こしてしまうのです。
子供の場合は、蚊アレルギーでも重症化しやすいので、注意が必要です。蚊アレルギーの症状が出ている場合は、一度病院でEBウイルスの検査をしたほうが良いでしょう。
蚊アレルギーにならないためには、蚊に刺されないことが重要です。虫除けスプレーや蚊取り線香、防虫剤を効果的に利用すると、蚊に刺されるリスクは大幅に減少します。
また、上記で述べたように、蚊に刺されやすい体質の人は、血液型は変えられませんので、飲酒を控えたり、夏は屋外での激しい運動を控えるようにしましょう。
また、蚊は黒いものに反応しますので、黒い服を着ていると、蚊が近寄ってきます。そのため、蚊が多そうな場所に行くときは、明るい色の長袖長ズボンを着用して、肌の露出も控えたほうが良いでしょう。
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