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ホーム>気になる健康コラム>外国の医療費はビックリするほど高い!海外旅行前の備え
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夏休みに海外旅行に行く予定の人はいますか?海外旅行に行くと、時差もありますし、現地の美味しい料理をついつい食べ過ぎてしまう、水が合わない、疲れを感じても「せっかくの旅行だから!」と無理をしてしまう等があって、体調を崩しやすいですよね。また突発的に病気になったり、事故にあう可能性もあります。
海外で病気や怪我をしたら、現地の病院を受診しなければいけません、日本だと病院代や薬代が払えないほど高額ではないですよね。これは、3割の自己負担で済む健康保険と月額8万円の自己負担を超えると払い戻しがある高額療養費制度があるからです。
でも、海外で日本と同じような感覚のまま病院を受診すると、その支払い金額にビックリするどころか、「支払えない!」というケースもあり得るんです。
虫垂炎になって手術が必要になった時の費用を世界各国で調べてみましょう。まず、日本は全額自己負担の場合40万円です。健康保険がありますので、自己負担金は12万円、さらに高額療養費による払い戻しで、最終的な自己負担は8万円となります。
ハワイのホノルルだと約250万円、ロサンゼルスで約200万円、ローマで約120万円、オーストラリアは約100万円、バリ島は約85万円、バンコクは約50万円となっています。
比較的簡単な手術で入院期間も短い虫垂炎でも、ハワイだと250万円も治療費がかかるんです。虫垂炎はいつ発症するかわからない予防できない病気ですので、旅行先で虫垂炎になることもありますよね。運悪くハワイ旅行中に虫垂炎になったら、250万円を支払わなくてはいけないんです。
また、虫垂炎だったらまだ良いのですが、大事故や重症な病気にかかってICUに入院した場合だと、数千万円に達することもあります。

せっかくの楽しい旅行中に入院し、さらに治療費を払えなくて破産!それどころか借金!という事態を避けるために、海外旅行に行くときは、必ず海外旅行保険に加入しましょう。
この海外旅行保険に加入する時の注意点は、疾病治療や傷病治療の上限金額で、渡航先での治療費をまかなえるかどうかです。渡航先の国の治療費が平均的にどのくらいかかるのかは、インターネットで調べたり、加入する保険会社に聞いてみると良いでしょう。
また、クレジットカード付帯の海外旅行保険もありますが、クレジットカード付帯のものは、上限金額が低めですので、治療費の高い国では支払額全てをカバーできないかもしれません。
「1週間以内の短い旅行だから、たぶん病気にならないし、事故も気をつけるから大丈夫。保険代ももったいないし。」と思うかもしれませんが、その保険代数千円を節約したために、100万円以上を支払わなくてはいけなくなる可能性もあるんです。数千円で安心を買ったと思えば安いと思いませんか?

高血圧や糖尿病の薬を飲んでいる人は、必ず旅行にも持っていくようにしましょう。飛行機の遅延や何らかのトラブルがあった時のことを考慮して、少し多めに持っていくと安心です。
アメリカやヨーロッパなどの先進国だったら、頭痛や腹痛などの症状であれば、薬局に行けばちゃんとした薬が手に入ると思うかもしれませんが、海外の薬の成分や配合は日本のものと違うことも多く、日本人には効き過ぎてしまい、逆に具合が悪くなることもあります。
頭痛薬や整腸剤、胃薬などは、いつも使っているものを日本から持っていくと良いでしょう。
海外旅行は「備えあれば憂いなし」です。また、旅行前から体調管理に気をつけて、万全の体調で旅行に行き、旅行中も無理をせずに自分の体調を相談しながら旅行するようにしましょう!

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