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ホーム>気になる健康コラム>人気のトクホ食品。その注意点を知っておこう
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トクホ食品が、ここ数年人気になっていますよね。メタボリックシンドロームや生活習慣病を予防することの重要性の認識が広まっていて、「少しでも健康になりたい」と思っている人が増えていることやコンビニやスーパーで手軽に購入できることが、トクホ食品の人気の理由です。
最近ではトクホのコーラやコーヒー、お茶などさまざまな商品が店頭に並んでいるのを見かけるようになって来ました。
でも、「トクホ食品=健康によい」ということは、何となく知っていても、トクホ食品が具体的に何かを知っている人は少ないかもしれません。
トクホとは、「特定保健用食品」のことです。トクホ食品が、普通の食品と違う点は、健康に良い成分、体の機能に良い影響を与える成分が含まれていることです。例えば、血圧やコレステロール、血糖値を下げたり、おなかの調子を整えたり、歯の健康を維持するなどが確認されている成分が含まれています。
これらの成分は、安全性と有効性が科学的に証明されていて、トクホ食品は個別に国の審査を受けて、消費者庁長官の認可を受けています。
トクホ食品は、2009年の時点で870種類もあり、今後も増えていくことが予想されています。
トクホ食品というと、ガムやお茶やジュースなどの飲み物、食用油、クッキーなどが主流でしたが、トクホの食事版の創設に厚生労働省が取り組むことになりました。
お店やレストランで売るお弁当や定食の中で、栄養やカロリーなどの基準を満たしたものが、厚生労働省認可の「健康マーク」を付けられるという仕組みです。
厚生労働省は、医師やタニタの管理栄養士、ローソンやシダックスの幹部を集めた検討会を開催し、1年後に基準を作る予定とのことです。
この制度が開始されれば、忙しくて外食ばかりという人でも、健康的な食生活を始められ、糖尿病や高血圧、脂質異常症などの生活習慣病予防に役立ちそうですね。
トクホ食品を選ぶ時の注意点は、トクホ食品にに含まれている成分が、自分に必要なのかを確認することです。低血圧気味の人が、「トクホ」という言葉だけで「健康に良い」と判断して、血圧を下げる働きのあるものを選んでしまったら、逆効果ですよね。また、1日の摂取量や摂取方法などは必ず守るようにしましょう。
また、トクホ食品の効果には、個人差があることも知っておきましょう。トクホの制度が開始された時、トクホ制度を推進していた人たちも、薬は「効かなければならない」が、トクホは「効くかもしれない」程度と公言していました。トクホは、薬ではなく健康食品ですし、病気を治すものではないことを認識しておく必要があります。
トクホ食品は、国に認可された健康成分が含まれていますが、あくまで「健康食品」であり、健康増進を手助けするものであることを知っておきましょう。
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