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ホーム>気になる健康コラム>夏から秋は蜂に刺されやすい!蜂に刺された時の対処法を知る
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夏から秋にかけて、蜂の活動が活発になる時期ですので、蜂に刺される可能性が高くなります。1年のうち、8〜10月の3ヶ月間で蜂に刺される割合は80%以上と、ほとんどの場合が8〜10月に蜂に刺されているのです。
「スズメバチに刺されると死ぬ」と聞いたことはありませんか?これは、正解でもあり、間違いでもあります。スズメバチに刺されて死ぬこともありますが、必ずしも死にいたることはないということですね。
蜂に刺されると、強烈な痛みが走り、その後赤く腫れてきます。これは、症状がほかの虫刺されよりひどいだけで、基本的には一般的な虫刺されと同じです。
通常の場合、蜂に刺されても、このような症状が出るだけなので、特に死ぬことはありません。でも、蜂に刺されたのが2回目以降の場合、体の中に蜂の毒の抗体ができていますので、アレルギー反応を起こすことがあります。
このアレルギー反応が強く出た場合、アナフィラキシーショックを起こし、即時に適切な治療を行わないと、死にいたることがあります。
蜂に2回以上刺されると起こる可能性があるアナフィラキシーショックとはどんなものでしょう?
アナフィラキシーショックとは、アレルギー反応が強く出た状態のことです。蜂毒以外にも、食物アレルギーのある人は、蕎麦や甲殻類などでアナフィラキシーショックを起こします。
アナフィラキシーショックの症状は、最初は気分不快や違和感がある程度ですが、アレルギー反応で気道が腫れることにより、息苦しさや呼吸困難が襲ってきます。さらに、血圧低下や意識消失などの症状も現れ、最悪の場合、死にいたります、
蜂に刺された場合のアナフィラキシーショックは、最初は通常の虫刺されと同じような患部の痛みと腫れだけですが、1時間以内に息苦しさや顔面蒼白などの症状が現れます。もし、そのような症状が見られたら、すぐに救急車を呼んで、病院を受診するようにしましょう。
蜂に刺されたら、患部に針が残っている場合は、できるだけ早く針を抜きましょう。針には蜂毒が入っていて、数秒で毒が放出されますので、早く抜けば、体内へ入る毒の量を少なくすることができます。その後、患部周辺の皮膚を絞って、蜂毒を排出し、炎症を抑えるために冷やしてください。
もし、以前に蜂に刺されたことがあり、アナフィラキシーショックが心配な人や、既にアナフィラキシーショックを起こしたことのある人は、抗体検査を受け、自分がアナフィラキシーショックを起こす可能性があるかどうか検査したほうが良いかもしれません。
蜂に刺されてアナフィラキシーショックを起こし死亡する人は、年間で約20人もいるんです。もし、アナフィラキシーショックを起こす危険がある場合は、アナフィラキシーショックの症状を和らげ、応急処置に有効なエピペンを処方してもらえます。
エピペンを使って、アナフィラキシーショックが改善した場合でも、速やかに医療機関を受診するようにしてくださいね。
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