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ホーム>気になる健康コラム>原因不明の体調不良は、遅発性フードアレルギーが原因かも!
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近年、食物アレルギーの問題が注目されていますよね。そばやエビ、カニ、卵など特定の食品を食べると、蕁麻疹などのアレルギー反応が起こり、重症の場合はアナフィラキシーショックを起こして、意識障害や血圧低下、呼吸停止などに陥り、最悪の場合死にいたるというものです。
このような食物アレルギーは、アレルゲンである食品を食べた直後、すぐにアレルギー症状が起こりますが、食物アレルギーの中には食べた直後にはアレルギー反応が起こらず、3〜24時間以降に症状が現れるタイプのものもあるんです。
アレルギー反応が遅れて現れるタイプの食物アレルギーは、遅発性フードアレルギー(食物アレルギー)と呼ばれています。
銀座・上符メディカルクリニックの上符医師によると、遅発性フードアレルギーは、食べているものが体にとって過剰摂取になってしまい、その人の体にとって特定の物質が腸管での消化能力を超えることで、アレルギーを起こすとのことです。
遅発性フードアレルギーは、すぐにアレルギー反応が起こらず、ジワジワと全身に広がってアレルギー反応が起こるため、様々な症状が起こってきます。
遅発性フードアレルギーの症状には、以下のものが挙げられます。
●消化器系=過敏性腸症候群、便秘、下痢、吐き気
●筋骨格系=関節炎、関節痛、筋肉痛
●循環器系=高血圧、不整脈、胸痛
●皮膚系=にきび、アトピー性皮膚炎、じんましん、ふけ
●精神・神経系=抑うつ、不安神経症、情緒不安定、集中力低下
●その他=慢性疲労、片頭痛、むくみ、
遅発性フードアレルギーだからといって、これらの症状全てが現れるわけではなく、どれか1つの場合もありますし、複数の症状が現れる場合もあります。
「なんだか最近、体調が優れない」、「疲れが取れない」、「胃腸の調子が悪い」と感じていても、特に原因が思い当たらない場合は、もしかしたら遅発性フードアレルギーが原因かもしれません。
アレルギー症状がすぐに現れない遅発性フードアレルギーは、どの食べ物がアレルゲンなのかわからず、対処できないという問題があります。
もし、原因不明の体調不良や蕁麻疹が続いている場合は、IgG抗体検査という血液検査を受ければ、どの食べ物で遅発性フードアレルギーが起きやすいかがわかります。検査を受けたある女性は、96種類中57の食品が、7段階のうち、「一定期間は食べないなどの対策を要するレベル3以上」の陽性反応だったそうです。
遅発性フードアレルギーは、即時性食物アレルギーとは違い、改善することが可能です。遅発性フードアレルギーの改善方法は、原因となる食品を3〜6ヶ月避けることです。原因食品を避けることで、免疫反応が鎮静化しアレルギー反応が起こりにくくなります。
免疫反応が鎮静化すれば、適量だったら原因食品でもまた食べられるようになりますので、少しでも遅発性フードアレルギーが疑われる場合は、一度血液検査を受けてみてはいかがでしょうか。
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