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ホーム>気になる健康コラム>血液型によって、免疫力の差や注意すべき病気があるってホント?
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日本ではABO式の血液型によって、性格が違うと言われていますが、血液型の違いで注意すべき病気があるって知っていましたか?
東京医科歯科大学の藤田紘一郎名誉教授は、「免疫学が専門の私は、血液型によってかかりやすい病気があることを断言します。」と述べています。
その理由として、「免疫学的には、O、B、A、AB型の順に免疫力が強い。また、人間や動物に血液型があるように、ABO型の各血液型を持つ病原体が存在し、同じ血液型の人間を好む性質を持つ。血液型を持たない病原体でも特定の血液型を好む病原体がある。」とのことです。
A型の人は几帳面で細かいことに気を配るので、ストレスが溜まりやすく、ストレスが誘発原因となる心筋梗塞や動脈硬化、糖尿病などの生活習慣病にかかりやすい傾向があります。
2008年のヨーロッパ心臓病学会では、A型の人間が心疾患にかかる危険性は、ほかの血液型の2〜20倍という研究結果も報告されているほどです。
また胃がんの原因となるピロリ菌は、A型を好む傾向にあるため、A型の人は胃がんに注意する必要があります。胃がんのほかにも直腸がん、結腸がん、子宮がんなどがん全体に気をつけましょう。
B型の人は、比較的免疫力が強いですが、サルモネラ菌や肺炎球菌にかかりやすいという特徴があるため、食中毒や肺炎に注意しなくてはいけません。
また、最近日本で増加傾向にある結核菌にも感染しやすいという特徴があります。B型の結核菌への感染率は、O型に比べると10%も高いという研究結果も出ています。
また、これらの感染症だけでなく、1型糖尿病(インスリン依存型糖尿病)や筋萎縮性側索硬化症、多発性硬化症などの自己免疫性疾患にかかりやすい傾向にあるようです。
O型は、大昔は狩猟民族だった人が多いため、肉類を消化するために大量の胃液を分泌しているため、消化管系の胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃炎になりやすいと言われています。
2012年には、東大医科学研究所の研究チームが「O型はA型に比べて、1.4倍も十二指腸潰瘍になりやすい」という研究結果を発表しています。
また、最も免疫力が強い血液型であるため、アレルギーや甲状腺疾患など自己免疫疾患にかかりやすい傾向があります。
AB型の人は、4種類の血液型の中で最も免疫力が弱いため、感染症にかかりやすいので、日頃から免疫力アップさせるための対策をする必要があります。
AB型の人が注意すべき病気は、肺炎やインフルエンザなどです。また、歴史的に天然痘や梅毒などで、AB型の人口が減少したというケースもあります。これらの感染症以外にも、心臓疾患にかかりやすい傾向があるようです。
血液型による性格の違いは、「科学的根拠がない」とも言われていますが、血液型の違いによるかかりやすい病気の有無は、免疫学の医師が断言していますし、一部科学的な根拠に基づいているものですので、自分がかかりやすい病気の傾向をしって、日常的に予防対策を行っていきましょう。
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