高血圧の症状として代表的なものは。。。ズバリ、「無症状」です。
つまり、具体的な自覚症状が無いまま症状が進行し、他の臓器や器官に深刻なダメージを与え、自覚症状が出てきた時には、合併症も含めかなりの重症となり、高血圧症も難治性の状態にまで移行してしまっている事が多いのです。
しかし、よく気をつけていれば日常生活の中のちょっとした体調の変化で、高血圧症の予兆とも言える症状に気づく事が出来ます。
その予兆の多くがストレスから来るものです。
少し例を挙げてみると、疲れやすくなった、良く眠れない、めまいがする、偏頭痛がする、階段を上り下りすると息が切れる、寝起きや寝付きが悪くなった、イライラしたり怒りっぽくなった、気分が優れない事が多い、尿の出が悪くなった、頻回にトイレに行きたくなる、性欲が落ちた、食欲が無い、逆に食欲が旺盛になるなどです。
また体型的に太っている人や便秘がちの人、汗を大量にかく人や喉が渇きやすい人も高血圧症のリスクを抱えています。
こうして並べてみると、高血圧症の予兆となる症状って沢山あるように見受けられますが、多くの人はこれらは単にストレスだろうと思い込み、そのまま放置している事が多いのです。
しかし、人間の体はストレスを感じると自律神経の中の交感神経が働き、血管を収縮させる作用があります。
血管が収縮すると内圧が高くなるので高血圧の状態になります。
これが日常化してしまうと病気としての高血圧症になってしまうのです。
高血圧症は様々な病気の原因となりますし、逆に高血圧症から背後に隠れている深刻な病気を発見する事も出来ます。
つまりストレスと高血圧とは密接なつながりがあるのです。
ストレスを放置しているという事は高血圧症への階段を着実に登っている事になりますので、ストレスを感じている時は無理をせずに、自力でストレスコントロールが出来ない状態でいるなら、一度何処でも良いので血圧計のある所で血圧を測ってみて下さい。
もし最高血圧が130mmHgを超えているような状態なら、高血圧症の可能性があると言う事になります。
ストレスをきっかけに高血圧の早期発見と適切な治療を受けるような心構えを持ちましょう。


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