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ホーム>気になる健康コラム>視力矯正のレーシック手術。その危険性と注意点
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近視の人は、眼鏡やコンタクトレンズがわずらわしいと感じているけれど、眼鏡やコンタクトレンズを使わないと、日常生活に支障が出るため、仕方なく使っているという人もいるのではないでしょうか?
最近、視力矯正の手段として主流になってきているのが、レーシック手術です。
レーシック手術は、眼の表面の角膜にエキシマレーザーを当てて、角膜の曲率を変えることで、視力を矯正する手術です。
痛みも少なく、日帰りで行える手術ですし、裸眼での生活が可能になるため、近年レーシック手術の人気は高まっています。
レーシック難民という言葉をご存知でしょうか?
レーシック難民とは、レーシック手術後、後遺症などで何らかの異常が生じているのに、それを治療する手段がない人たちのことです。
レーシック難民の症状としては、目の焦点が合わない、重症のドライアイ、深刻な眼精疲労、眼の痛みなどがあります。
これらの症状は、レーシック手術を受けたクリニックや一般眼科でも治療困難なケースが多く、治療のために眼科を渡り歩くようになるため、「レーシック難民」と名づけられるようになりました。
日本でのレーシック手術は、2000年に承認されましたので、まだまだ新しいものです。そのため、レーシック手術の後遺症への対応策も十分ではありませんので、上記のようなレーシック難民が出てきています。
レーシック手術を考えている方は、メリットとデメリットをしっかり把握しておきましょう。
レーシック手術のメリットは、裸眼で生活が可能になることです。朝、眼が覚めて、すぐに視界がはっきりしているというのが、レーシック手術の最大のメリットでしょう。
また、コンタクトレンズや眼鏡のわずらわしさから解放されるだけでなく、コンタクトレンズのケアの必要もありませんし、購入費用もかからなくなります。
デメリットは、後遺症が残ることがあるということです。上記のようなレーシック難民になり、治療の手段がなく「レーシックをしなければ良かった」ということにもなり兼ねません。
また、角膜を削って視力矯正をするため、手術前の眼の状態に戻すことはできませんし、新しい手術法なので、数十年後の予後が不明な点もあります。
視力は、生活をしていく上で、欠かすことのできない非常に大切なものです。そのため、レーシック手術を受ける場合には、手術を受ける施設を慎重に選ぶようにしましょう。
施設選びのポイントは、事前の適応検査を受けてみることです。レーシック専門のクリニックは、事前検査は無料で行っているところが多いので、ひとつに絞らずにいくつかのクリニックで受けましょう。
その際に、設備はしっかりしているか、説明は丁寧に行っているか、リスクをしっかり提示しているかなどを確認し、判断基準にしましょう。
また、最近では大学病院でもレーシック手術を行っているところがあります。レーシック専門のクリニックよりは、治療費は高いですが、眼科全般の治療を行っていますし、大学病院という安心感もあります。
自分の眼を大切にするためにも、メリットやデメリットを事前に把握し、各クリニックの広告に踊らされず、信頼できる医療施設かどうかを自分で判断するようにしましょう。
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