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ホーム>気になる健康コラム>アトピーの原因は腸にあった?腸内環境を整えよう
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アトピー性皮膚炎は、アレルギーの一種です。アトピー性皮膚炎の症状は、慢性的なかぶれや湿疹を繰り返すもので、日本皮膚科学会の診断基準によると、「かゆみ」、「特徴的な皮疹とその分布」、「慢性・反復性の経過」の3つ全てに当てはまるものを言います。
通常、乳児期から症状が出始めます。学童期や思春期ごろには症状が落ち着き、治癒する人もいますが、大人になっても症状に苦しむ人もいますし、大人になってから発症する人もいます。
主な治療法には、保湿クリームを用いて保湿を行いながら、症状が出ている部位にはステロイド外用薬を塗布することが一般的です。
また、アレルギー反応を抑えたり、痒みを抑えるために、抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬の内服を行う場合もあります。
現代は、アトピー性皮膚炎の患者が増加しており、日本人の約10%がアトピー性皮膚炎と言われています。
アトピー性皮膚炎は、痒みだけでなく、皮膚が赤く乾燥したり発疹が出るので、「見た目が良くない」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
ステロイド薬での治療は、根本的な治療法ではなく、痒みや湿疹への対症療法です。一時的に症状は治まりますが、完治するわけではありません。
このような中、最近は腸内環境を整えて、アトピーを治すという方法が注目されています。腸内環境とアレルギーであるアトピーは、一見全く関係ないように思いますが、実は深い関係があるのです。
最近の研究で、アトピー性皮膚炎の人は腸内の善玉菌が少なく、悪玉菌が多いということがわかりました。悪玉菌が多いと、腸内で有毒物質やガスが作られ、腸粘膜を刺激して炎症を起こします。
この炎症部分から有毒物質が体内に入ることで、アレルギーを引き起こし、アトピー性皮膚炎を悪化させるのです。
つまり、腸内環境を整えれば、アレルギー反応は抑えられて、アトピー性皮膚炎も軽快するということです。
悪玉菌は、動物性たんぱく質や脂肪を多く含む食品を取ると、腸内で増加します。そのため、肉類やジャンクフードなどはできるだけ控えるようにしましょう。
また善玉菌を増やすには、ヨーグルトや納豆などの発酵食品を食べると効果的です。もちろん、発酵食品だけを食べていれば良いというわけではありません。
栄養のバランスが取れた食事の中で、動物性たんぱく質や脂肪は控えめに、発酵食品は積極的に食べる必要があります。
また、最近ではアトピー性皮膚炎に効果のある乳酸菌サプリメントも販売されていますので、試してみても良いでしょう。
アトピー性皮膚炎に悩んでいる人は、一度食生活を見直して、腸内環境を整えてみませんか?
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