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ホーム>気になる健康コラム>注目を集めるカロテノイド。その驚くべき効果とは?
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カロテノイドとは、赤や黄色、オレンジ、紫色の植物や動物、微生物が持つ天然の色素のことです。カロテノイドは、その構成物質からカロテン類とキサントフィル類に分けることができますが、両方合わせると、現在700種類以上のカロテノイドが見つかっています。
最近は、このカロテノイドが健康に良いという研究結果が続々と報告されていて、注目を集めています。なぜ、天然の色素が健康に良いのでしょう?
カロテノイドの効果は、ずばり抗酸化作用です。抗酸化作用とは、身体の細胞が酸化する代わりに、カロテノイドが酸化してくれるため、細胞が酸化せずに済むという効果です。酸化=老化ですので、カロテノイドは細胞の老化を防いでくれるんですね。
抗酸化作用があると、具体的に身体にどのような効果があるのでしょう。
1つ目は、動脈硬化予防の効果があります。抗酸化作用により、血管の老化を予防できます。動脈硬化は、心筋梗塞や脳卒中の直接的な原因ですので、動脈硬化を予防することは、このような恐ろしい病気も予防することになるのです。
2つ目は、ガン予防の効果です。ガンの一因として、細胞が老化することで、細胞のDNAが傷つけられ、ガン細胞化すると考えられています。抗酸化作用は、細胞の老化を防ぎますので、ガン予防につながります。
動脈硬化やガン予防以外にも、高血圧のリスクを下げたり、アレルギー症状を抑える効果があることもわかっています。
代表的なカロテノイドとそれを含む食べ物をご紹介します。
@βカロテン
カロテノイドの中で最も有名なものが、βカロテンです。βカロテンなら、聞いたことがある人も多いでしょう。βカロテンを含む食品には、ニンジン、ほうれん草、ブロッコリー、マンゴーなどがあります。
Aαカロテン
βカロテンよりも抗酸化作用が高いのが特徴です。ニンジンやかぼちゃ、アプリコットなどに含まれています。
Bリコピン
リコピンは、カロテノイドの中でも抗酸化作用が高く、特にアレルギー抑制に効果が高いと言われています。トマトやスイカ、柿などに含まれていますが、ケチャップなどのトマト加工品だと効率よく摂取することができます。
Cアスタキサンチン
アスタキサンチンは、抗酸化作用が非常に高く、その効果は同じく抗酸化作用があるビタミンEの数百倍とも言われています。アスタキサンチンは、カニやエビ、鮭、イクラ、海藻類などに含まれています。
健康に良いカロテノイドですが、カロテノイドは脂溶性ですので、油脂類と一緒に食べると、体内に効率よく吸収されます。
また、ビタミンCやビタミンEと一緒に取ることで、抗酸化作用がアップすると考えられています。
そのため、カロテノイドだけを取るのではなく、バランスの良い食事をする中で、カロテノイドを取るようにすると、効率も良く、より高い効果を得られるでしょう。
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